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翻译：人松脂

校对：小薛及小组其他成员

敦賀の港で

在敦贺港口

福井県敦賀市の港で真新しい「足跡」を見つけた。靴のマークが市街地へ続く。80年前、ここに着岸した船「天草丸」から下りたユダヤ難民たちが歩いたことをいまに伝える▼

在福井县敦贺市的港口，我们找到了全新的“足迹”。这串鞋印一直延续到市区里，并仍在向我们诉说着80年前的历史：当时的犹太难民从停靠在此的“天草丸号”下船后就曾走过这里。

ウラジオストクと敦賀を結ぶ天草丸は大戦中のある時期、欧州での迫害から逃れた人たちを毎週のように運んだ。「天草丸は国なき民、さすらひの民を　白波を立てゝ進む」。船員だった故大迫（おおさこ）辰雄さんは私的なアルバムに船の写真を貼り、書き添えた▼

天草号连接符拉迪沃斯托克和敦贺两地。在二战某个时期，每周都会把在欧洲受到迫害而出逃的人们载来这里。大迫辰雄曾是天草号船员，他在私人相册里贴上了船上的照片，并备注道：“天草丸号载着没有国籍的漂泊者们破浪前进。”

大迫さんの職場の後輩だった北出明さん（77）は「『命のビザ』を発給した杉原千畝（ちうね）氏だけでなく、大迫さんたち多くの人が救出を支えました」。大迫さんの遺族からアルバムを託され、肖像写真の残る男女7人のその後を調べ歩いた▼

77岁的北出明曾是大迫职场里的后辈，他说：“除了签发‘生命签证’的杉原千亩，还有很多像大迫这样的人也为救助难民提供了帮助。”他从大迫的家属那里拿到了那本相册，对照片上七名男女的下落展开了调查。

うち5人の足取りがつかめた。写真の裏に「私を思い出してください。すてきな日本人へ」とつづった女性は、杉原ビザで敦賀に着き、米国に渡った。色あせた大迫さんの名刺を遺族から見せられ、北出さんは感じ入ったと話す▼

北出找到了其中五人的线索。那位在照片背面写下“致善良的日本人，请不要忘记我”的女性用杉原签发的签证到达敦贺后又去了美国。家属给北出看了大迫的褪色的名片，北出表露了自己的感动之情。

港にある資料館を訪ねた。ここから世界各地へ逃れ、生き抜いた人々の謝意が様々な言語で展示されている。通過ビザのためこの地にとどまる余地はなかったものの、敦賀の人々は上陸した難民にリンゴを配り、銭湯を開放したという▼

我们走访了港口的资料馆，这里展现了许多逃往世界各地艰难求生的人们用各种语言表达的感激之情。据说当时的难民们虽然因为过境签证而没有机会在敦贺滞留，但敦贺人民还是为他们发放苹果、开放澡堂。

天草丸はロシア客船だったが、日露戦争で日本軍に拿捕（だほ）され、その後、難民たちを救った。大戦末期に米潜水艦に撃沈され、海のもくずに。それでも、この船がつないだ人道精神は敦賀の港に確かに残っていた。

天草丸号本是一艘俄罗斯客船，但在日俄战争时期被日军缴获，之后又救下许多难民。在二战末期，它被美国潜水艇击沉，像碎藻一样葬身海底。即便如此，这艘船所承载的人道主义精神仍然真真切切地留在敦贺港口。

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